SCS MUSICAL いのちのシリーズ オリジナルミュージカル『仄仄(ほのぼの)』
2024年6月15日(土)①18:00 16日(日)②11:00/③15:00
宮城野区文化センター パトナシアター
「仄仄(ほのぼの)」。あまり馴染みのない漢字にみなさんちょっぴり戸惑われたかもしれません。「仄か」と書くと「ほのか」と読みます。本来は、かすかな、ビミョーなようすを表すようです。
さて、ミュージカル『仄仄』は、2004年5月にSCSミュージカル「いのちのシリーズ」として初演されました。当時、作家の事務所は広瀬川沿いにあって、ベランダの真下には、ちいさちいさな公園がありました。ウメ、ツバキ、サクラ、キンモクセイ、ヤナギ、ケヤキなどが季節のお知らせ担当者のように並んでおりました。その場所からお話は始まります。
───ちいさなちいさな公園。中でもちいさなちいさなカエデは、ほかの樹たちの影になっているせいか顔色が冴えずに今にも朽ち果ててしまいそうでありました。カエデのいのちを助けたいと願う公園常連のワンちゃん、ニャンちゃん、小鳥たち。
一方、ニンゲン社会は不景気でくたびれて、笑いを失った「笑止民(しょうしみん)」たち、そして怪しげな やからの「笑売買屋(しょうばいばいや)」。彼らの悪だくみによって親たちの変化に戸惑う子どもたち。
ところが、もうこれまでかと思っていたある年、カエデは可愛らしい芽を吹いたのです。なんとたくましいカエデの生命力! 公園常連組も喜びの声を上げ、ニンゲンたちの心にぽっと明るい灯がともりました。ほのぼのと……
2011年にもリニューアル上演いたしましたが、モデルとなったちいさなちいさな公園は、もう様変わりしてしまいました。そして、20年前のちびニャン役やKIDS役だったメンバーもデカくなりました。台本、音楽共に磨き直しての上演。カラフルで強烈なキャラクターのせめぎあい、パンチのきいたダンスナンバー、そして心に残る歌で織りなすSCS Musical の真骨頂をみなさまどうぞお楽しみください!
チケット
¥3,000(全席自由、消費税込、前売・当日とも)
お求めはSCSミュージカル研究所事務局
電話022-224-7051 チケットお申込フォーム
Eメール info@scsmusical.com
スタッフ
作・演出・振付 梶賀千鶴子 音楽 ヒロセ純
音響 緒方晴英(coltivare) 照明 小野光司(FUN LIGHT)
出演
藤田和正 佐藤花月 高橋愛理 廣瀬奏 佐藤月乃
田村翔太郎 眞坂祐貴
SCSドリームキャスト
主催
一般財団法人 SCSミュージカル研究所